「誰にでもやさしく」をめざしたユニバーサルデザイン自販機
ダイドードリンコの売上高の約90%を占める自販機は、当社にとって大切な店舗です。より多くの皆様に快適にご利用頂きたいと考え、様々な工夫を重ねています。
そして、全てのお客様に自販機をご利用頂きたい、そんな思いから使いやすさを追求したのが、ユニバーサルデザイン自販機。空港やホテルなどの屋内専用の自販機として高い評価をいただいています。
ユニバーサルデザインとは
ユニバーサルデザインはしばしばバリアフリーと混同されがちですが、バリアフリーの「より快適な社会生活をする上で障壁(バリア)となるものを除去する」という考え方に対して、ユニバーサルデザインは「年齢、性別などにかかわらず、多様な人々が利用しやすいよう生活環境を整備する」という考え方であり、「もともとバリアのない世界を最初から構築すること」をめざしたデザインです。
この考え方は、1980年代「作り手の考え」が優先されていた時代に「使う人の立場で考えて作る」ことの大切さを訴えたロナルド・メイス博士が提唱した7つの原則により広められ、現在のものづくりの基本になっています。
- 「ユニバーサルデザインの7原則」
- ①公平性(誰でも使いこなすことができる)
- ②自由度(たとえば右利き、左利き両方が使いやすい)
- ③簡単さ(使い方がわかりやすい)
- ④明確さ(知りたい情報がすぐに理解できる)
- ⑤安全性(使用に安全・安心で、誤使用しても危険が少ない)
- ⑥持続性(身体への負担が少なく、小さな力で使用できる)
- ⑦空間性(どのような体格、姿勢、動きでも快適に使える大きさ、広さがある)
「おもてなし」するインバウンド自販機
ダイドードリンコでは、近年増加が著しい訪日外国人の方にも気軽に自販機をご利用頂くため、様々な外国語に対応した「インバウンド自販機」を展開。中国語、韓国語、英語、日本語の4言語で音声による購入手順ガイドや購入方法説明ステッカーを導入し、自販機での商品購入をサポートしています。また、その他にも中国で縁起が良いとされる「8」 が揃えば当たりになる「8888」ルーレットを搭載するなど、自販機を通じた“おもてなし”に取り組んでいます。
地方自治体と締結している災害時における支援協定
ダイドードリンコは、大規模な災害が発生したときなどに、当社の物流拠点および災害救援自販機(災害救援ベンダー)内の在庫商品を無償で提供することを約束した災害支援協定を各地の地方自治体と締結しています。
この協定により、地方自治体の大規模災害時に備えた飲料水保管の負担軽減に貢献しています。
※「災害時における飲料の提供協力に関する協定」は当社と協定を締結した地方自治体への対応に限られます。
災害救援自販機のご紹介はこちらをご覧ください
※ダイドードリンコのサイトへ移動します。
自販機を通じた募金活動
ダイドードリンコは自販機設置先のオーナー様にもご協力いただき、自販機による収益金の一部を募金として寄付する「社会貢献型自販機」の設置を推進しています。
全国の森林づくりに役立てられる「緑の募金自販機」をはじめ、様々な募金自販機を展開しており、集められた募金は、各団体・機構を通じて各々の活動に役立てられています。
社会貢献自販機
盲導犬育成募金自販機
収益金の一部を「盲導犬育成募金」として公益財団法人東日本盲導犬協会へ寄付。
集められた募金は盲導犬育成資金などにあてられています。
公益財団法人東日本盲導犬協会
国連WFP募金自販機
収益金の一部を飢餓をなくすことを使命とする国連の食料支援機関、「WFP国連世界食糧計画(国連WFP)」へ寄付。
寄付は、国連WFPが実施する、貧しい暮らしを余儀なくされる人々への食料支援活動に役立てられます。
特定非営利活動法人国連WFP協会
東北復興“絆”義援金自販機
収益金の一部と当該自販機における月間売上の約10%分(1本当たり約10円)を地域コミュニティ貢献積立金を活用して岩手県、宮城県、福島県の各漁業連合へ寄付。集められた義援金は東北の復興・漁業再建に役立てられています。
地域コミュニティ貢献積立金についてはこちらをご覧ください
環境支援自販機
サンゴ植付支援自販機
収益金の一部をサンゴ植付を実施している沖電開発株式会社へ委託。集められた委託金は沖縄の海の環境保全に活用されています。
詳しくはこちらをご覧ください
フードバンクへの商品寄贈
ダイドードリンコでは、品質面に問題はないものの、様々な理由から販売することができなくなった商品を、食べ物を必要としている家庭や施設に無償でお届けしている民間団体に寄付しています。「食品ロス削減推進法」の施行に伴い、食品ロス削減においては、今後、企業が果たすべき責任が増すと考えています。当社は提供可能なエリアの拡大を目的に、食品ロス削減に向けた取り組みを強化していきます。
備蓄用ゼリー供給プロジェクト
たらみでは、災害が発生した際に被災地域への円滑かつ速やかな食料供給を目的に、緊急災害用の備蓄用食料としてフルーツゼリーを無償で提供することを約束した協定を地方自治体と締結しています。フルーツゼリーは常温保存が可能で開封してそのまま食べられるため、災害時の備蓄用食品にふさわしく、さらにフルーツゼリーのおいしさと甘さで少しでも心休まって頂けると考えています。また、本取り組みで提供する商品についてはたらみの独自技術により賞味期限の延長を実現するなど、非常時における商品供給体制の強化にも取り組んでいます。
児童養護施設への支援活動
たらみは、長崎県の企業として「まずは地元の地域社会に貢献をしたい」という想いから、長崎県内に11ヵ所ある養護施設の子どもたちへたらみ製品のゼリーをお届けしています。2008年12月の開始以降、毎月寄付しており、子どもたちからも大変喜ばれ、可愛らしい寄せ書きも数多くいただいています。たらみのゼリーからたくさんの子どもたちの笑顔が生まれることを願って、これからも支援活動を続けていきます。