2024年に応援する祭り
六郷のカマクラ行事
-
開催日
2月13日(火)~17日(土)※「竹打ち」は中止 -
開催地
秋田県仙北郡美郷町六郷字本道町 カマクラ畑公園
毎年2月中旬に5日間に渡り行われる小正月行事。初日は子どもたちが無病息災などの祈願の天筆を書き、青竹の竿に吊して軒先に飾ります。またヨシズを天井にかけた鳥追い小屋を作り、鎌倉大明神を祀ります。最終日は、正月飾りを集めて燃やした後、町内両軍が南北に分かれて威勢のよい「竹打ち」を行います。(国指定 重要無形民俗文化財)
※今年は雪不足による安全確保への懸念から「竹打ち」は中止。他のカマクラ行事については規模を縮小して例年通り実施。
黒石寺蘇民祭
-
開催日
2月17日(土) -
開催地
岩手県奥州市水沢黒石町 妙見山黒石寺
岩手県奥州市の妙見山黒石寺で五穀豊穣・無病息災を願い行われる、1000年以上続くとされる奇祭。毎年旧暦の1月7日夜半から翌8日早暁にかけて行われ、 極寒の中、下帯姿の男たちは水垢離をして「蘇民袋争奪戦」に挑みます。袋の首を持っていたものが「取り主」と呼ばれ、五穀豊穣が約束されます。
瀧山寺鬼祭り
-
開催日
2月17日(土) -
開催地
愛知県岡崎市滝町字山籠 瀧山寺
約1300年前に創建されたと伝わる、天台宗の古刹・瀧山寺。運慶・湛慶による仏像彫刻が人々の祈りを受け止めています。鎌倉時代から伝わる奇祭「鬼祭り」の最後を飾る行事・火祭りでは国重要文化財である本堂に30を超える巨大な松明を持ち込み、鐘が乱打される中、鬼が乱舞します。
勝山左義長
-
開催日
2月24日(土)・25日(日) -
開催地
福井県勝山市街地13区
江戸時代から約300年続く勝山左義長。勝山市街地に出る12基の櫓の上で、「蝶よ花よ」の囃子に合わせ、独特のおどけ仕草で老いも若きも太鼓を打ちます。各地区にはご神体が作られ、歳徳神と呼ばれる神に商売繁盛、五穀豊穣を祈ります。各地区のご神体である松飾りを燃やすどんど焼きが終わると地元に春が訪れるといわれています。
厳島神社祭典・鼠ヶ関神輿流し
-
開催日
4月14日(日)・15日(月) -
開催地
山形県鶴岡市鼠ヶ関 厳島神社
日本海を望む岬の突端の弁天島に鎮座する鶴岡市鼠ヶ関の厳島神社で、毎年4月に行われる勇壮な例大祭。白装束の精進人が太鼓や笛に合わせて神輿を担ぎ漁師町を練り歩き、川にたどり着くと神輿に水を掛け合い豊漁豊穣を願います。前日には宵祭りも行われ、漁港は一年で最も活気づくとされています。
金櫻神社 春季例大祭
-
開催日
4月27日(土)・28日(日) -
開催地
山梨県甲府市御岳町 金櫻神社
およそ2000年前に疫病が蔓延した際、金峰山山頂に祭神を祀ったことを起源とする金櫻神社。例大祭では疫病退散を願い、大々神楽(甲府市指定無形民俗文化財)が奉納されます。水晶加工発祥の地としても知られ、御神木の鬱金桜が満開になる時期に水晶の御守りを受けると金運と厄除けに恵まれるとされ、大勢の参拝者で賑わいます。
感応楽
-
開催日
4月30日(火)・5月1日(水) -
開催地
福岡県豊前市大字四郎丸 大富神社
感応楽は、大富神社の春季神幸大祭において2年に一度奉納される楽打ち(太鼓踊り)。起源は7世紀に遡ると伝えられ、五穀豊穣などを願い、重さおよそ10キロの締め太鼓を打ちながら楽人(がくにん)が舞います。楽により天地と「感応」することからこの名がついた、風流踊です。(ユネスコ無形文化遺産・国指定 重要無形民俗文化財)
平岡 鳥見神社の獅子舞
-
開催日
5月3日(金・祝) -
開催地
千葉県印西市平岡 鳥見神社
悪魔祓いと豊作を祈願して、田植えシーズンの5月3日に獅子舞が奉納される獅子舞。文明年間頃より大森・鳥見神社の祭礼で舞われていたものが延宝6年に平岡へ伝わったとされ、かつては苗代の種まきの終了を祝う「オコト」という行事の日に行われていました。
城端曳山祭
-
開催日
5月4日(土)・5日(日) -
開催地
富山県南砺市城端全域
越中の小京都・城端の春を彩る城端神明宮の祭礼。先頭に立つ獅子舞と剣鉾が悪霊を鎮め邪鬼を払い、続く傘鉾が神霊をお迎えします。その後を庵屋台の情緒あふれる庵唄、伝統の城端塗の粋を尽くした曳山が続きます。夕刻からは提灯山となり、日中とは違う風情を楽しめるのも魅力です。 (ユネスコ無形文化遺産・国指定 重要無形民俗文化財)
せっぺとべ
-
開催日
6月2日(日) -
開催地
鹿児島県日置市日吉町 鬼丸神社・八幡神社
文禄4(1594)年から続くといわれるお田植え祭りで、八幡神社と鬼丸神社の各4集落が執り行います。白装束の若者が神社や田畑で円陣を組み、酒を飲み、歌い跳ねて今年一年の豊作を祈願します。集落ごとに笹踊りや棒踊り等も奉納され、八幡神社では仮面神「大王殿(デオドン)」が現れ、田んぼの神事を見守ります。
牛尾神社例祭 天王祭
-
開催日
6月12日(水)・13日(木) -
開催地
新潟県佐渡市新穂潟上 牛尾神社
世阿弥ゆかりの佐渡は「能楽の島」として知られています。奈良時代創建の牛尾神社は出雲大社の流れを汲む古社で「国仲四所の御能場」のひとつに数えられ、毎年6月の天王祭宵宮では境内にある島内最大級の能舞台で地元の宝生流を中心に幽玄な薪能が奉納され、佐渡に古くから伝わる神事としての能の形を今に伝えています。
石鎚神社 お山開き大祭
-
開催日
7月1日(月)~10日(水) -
開催地
愛媛県西条市西田 石鎚山・石鎚神社
古より山岳信仰の地とされる西日本最高峰の石鎚山(1982メートル)。この霊峰で毎年7月1日に開催される「お山開き大祭」では、通常は本社に奉納されている「仁」・「智」・「勇」の御神像3体が信徒に背負われ、早朝に山頂を目指します。険しい鎖場を駆け登り、頂上社へ御神像がへ御動座された10日間がお山開きの期間となります。
お札まき
-
開催日
7月14日(日) -
開催地
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町 八坂神社
氏子の男性十数人が姉さんかぶりに襷(たすき)がけの女装をして渋うちわを持ち、(音頭取り一人はボテカズラをかぶります)音頭取りの風流歌に合わせて唱和しながら輪になって踊ります。踊り終わると音頭取りが左手に持った7色の神札を渋うちわで撒き散らし、見学者が競って取りあう厄除け行事です。
芦別健夏山笠
-
開催日
7月14日(日)~20日(土) -
開催地
北海道芦別市本町 JR芦別駅付近
街を支えた炭鉱が衰退しつつあった1984年に、一人の市民が福岡の「博多祇園山笠」を見て感動し、「皆が一緒になれる祭りをわが街でも」という思いで仲間を募り始まった祭りです。1992年には熱意が評価され、本家の博多祇園山笠振興会から「北の山笠」としてお墨付きをもらいました。「オイサ!」のかけ声のなか、1トンを超える山笠が勇壮に駆け巡ります。
能登島向田の火祭
-
開催日
7月27日(土) -
開催地
石川県七尾市能登島向田町 崎山広場
日本三大火祭りのひとつで、毎年7月最終土曜日に行われる勇壮かつ幻想的な夏祭りです。伊夜比咩神社から神輿と大小七基の奉燈を担ぎ出し、高さ30mの大松明の周りを練り歩きます。熱気が最高潮に達すると、手松明を一斉に投げつけ、点火。大松明は火柱となって燃えさかり、倒れた方向で豊漁、豊作を占います。
若一王子祭り
-
開催日
7月27日(土)・28日(日) -
開催地
長野県大町市 若一王子神社および市内商店街
平安時代に創建されたと伝えられる若一王子神社の、五穀豊穣を願った祭り。700年余りの伝統を持ち、10騎の子ども流鏑馬、町ごと6台の舞台(山車)の曳き揃え、稚児行列が見どころです。なかでも子ども流鏑馬は子どもが射手を務める全国でも珍しい流鏑馬神事で、日本三大流鏑馬のひとつとされています。
吉弘楽
-
開催日
7月28日(日) -
開催地
大分県国東市武蔵町吉広 楽庭八幡神社
吉弘楽は、楽庭八幡神社に400年以上前から伝わる楽打ち(太鼓踊り)です。南北朝時代に領主・吉弘正賢の戦勝や五穀豊穣を祈願して始まったと伝えられています。踊り手たちは腰蓑をまとって兜や陣笠をかぶり、農民と武士のどちらにも見えるのが特徴。太鼓や笛、鉦を打ち鳴らす勇壮な楽打ちを境内で繰り広げます。(ユネスコ無形文化遺産・国指定 重要無形民俗文化財)
西祖谷の神代踊
-
開催日
7月30日(火) -
開催地
徳島県三好市西祖谷山村善徳 天満神社
神代踊りは1100年以上昔に干ばつで苦しむ農民のために雨乞いを行ったのが起源とされ、豊作と無病息災を祈願し天満神社で奉納されます。打ち鳴らされる太鼓と鉦は雷鳴、花笠は雨傘を表現し、踊り子たちは優しく流れるリズムに合わせて踊りを披露します。現在は地元の保存会と小中学生が受け継いでいます。(ユネスコ無形文化遺産・国指定 重要無形民俗文化財)
寄居玉淀水天宮祭
-
開催日
8月3日(土) -
開催地
埼玉県大里郡寄居町 玉淀水天宮
県指定名勝玉淀の下流で古くから信仰されていた水神様を水天宮として祀り、水難よけや安産、子育てなどを祈願して昭和6年に始まった祭りです。 寄居玉淀水天宮祭の付け祭りとして行われる花火大会とボンボリ、提灯で美しく飾りたてた舟山車の競演は“関東一の水祭り”と呼ばれています。
夏越祭・火祭り(オットーラン祭)
-
開催日
8月3日(土) -
開催地
広島県広島市中区江波南 衣羽神社~江波港
14人が漕ぐ漕伝馬に曳航された御座船と火炎がおりなす勇壮な海の神事。神が海上を渡られる、江戸中期から続く祭りです。陸地では氏子らが船について「オットーランジャイ!(神様の大通りだの意)」と一斗缶を叩いて練り歩きます。入港すると港に焚いた火山を中心に、船は何度も回転しクライマックスを迎えます。
二上山護法祭
-
開催日
8月14日(水)~15日(木) -
開催地
岡山県久米郡美咲町 両山寺
人間に神を憑依させて天下泰平・五穀豊穣を祈念する、約750年前から行われている奇祭です。神の憑代となる護法実(ごほうざね)は祭りの7日前から御法殿にこもり、1日5回山で水垢離の修行を行います。7日目に神が憑依すると境内を縦横無尽に走り飛び回り、その姿が鳥の羽ばたく仕草に似ていることから烏御法とも呼ばれます。
祝島の神舞神事
-
開催日
8月16日(金)~18日(日)予定 -
開催地
山口県熊毛郡上関町祝島
4年に一度、祝島と周防灘を挟んだ大分・国東半島から伊美別宮社の神職らを迎えて合同祭事を行う伝統行事です。先導するのは伝統の櫂伝馬船に乗った男たち。舟歌にあわせて一斉に力強く漕ぎだし、その舳先では勇壮な舞を披露します。1000年以上前から続く県境を越えた祭りに、島は帰省した出身者や観光客で賑わいます。
大捻縄引
-
開催日
8月17日(土) -
開催地
栃木県大田原市佐良土付近
大田原市佐良土の3地区の間で争われる綱引き行事、勝つと豊作、家内安全、村内繁栄につながるとされています。長さ約50メートル、直径約50センチメートルを超える大縄を引き合い、引き終えた大縄は鎮守の諏訪神社例祭に奉納されます。起源は箒川沿いの合戦で両軍が縄の引き合いをしたことがはじまりともいわれています。
田名部神社例祭
-
開催日
8月18日(日)~20日(火) -
開催地
青森県むつ市田名部町 田名部神社
田名部まつりと称される下北半島最大の祭り「田名部神社例祭」は、江戸時代に北前船によって運ばれた京都祇園の祭りの影響を残しているとされています。370年以上の歴史を持つとされ、5台の山車が市内を3日間かけて練り歩きます。短くて熱い東北の夏に終わりを告げる田名部まつり。来年の再会を誓う「五車別れ」は、行く夏を惜しむかのように深夜まで続きます。
西長江浦大太鼓踊り
-
開催日
8月25日(日) -
開催地
宮崎県えびの市西長江浦 南方神社
450年以上一度も絶やさず続いてきた行事で、直径約1メートルの大太鼓を担ぎながら踊る様は勇壮活発。幾何学模様の陣形が目を引きます。湧水の湧く水源から水田を練り歩いて神社へ向かい、五穀豊穣を祈願して踊りを奉納します。踊りに使われる太鼓と鉦は島津義弘公が寄進したものと伝えられています。
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり
-
開催日
9月13日(金)~15日(日) -
開催地
福島県白河市大鹿島 白河鹿嶋神社
360年余りの歴史を誇る白河提灯まつりは、大名行列を模した提灯行列が練り歩きます。別名「儀式まつり」と言われるほど武家社会の格式を重んじた祭りです。神社を出発した21基の神輿は、手に手に提灯を持った氏子たちに担がれて阿武隈川を渡り、祭りが続く3日間は約8000個の提灯が城下町を彩ります。
日吉神社 榊祭
-
開催日
9月14日(土)・15日(日) -
開催地
東京都昭島市拝島町 日吉神社
翌日の宮神輿渡御の露払いとして、午前0時から榊で作った神輿が町内を練り歩き、午前4時過ぎに「榊取り」が行われます。この榊の枝を取ると一年間無病息災が約束されるといわれています。毎年祭りを仕切るのは、氏子3町会のうちひとつの町の「若連」。翌日行われる例大祭では、宮神輿の神幸が「山王祭礼図絵奥書」の行列風景に基づき執り行われます。
入谷八幡神社例大祭
-
開催日
9月15日(日) -
開催地
宮城県本吉郡南三陸町 入谷八幡神社
約260年の歴史を持つ入谷八幡神社例大祭は、神輿渡御と打囃子がメインの祭りです。見どころは京都の祇園祭が発祥とされる打囃子で、集落の人々が色鮮やかな衣装を身にまとい、太鼓や笛などのお囃子を奉納します。多くの人々が関わる打囃子には、祭りを伝え続ける地域の団結力があります。
諏訪神社 例大祭(長崎くんち)
-
開催日
10月7日(月)~9日(水) -
開催地
長崎県長崎市上西山町 諏訪神社など
390年の歴史を持つ長崎くんち。 7年に一度回ってくる踊町が演し物(だしもの)を奉納します。令和6年には西濵町の龍船が奉納されます。「ヤーハー」という掛け声のもと、曳物最大級の龍船を20人の根曳たちが勇壮かつスピーディーに回します。町印でもある傘鉾は、踊町の中でも豪華で歴史があります。(長崎くんちの奉納踊り:国指定 重要無形民俗文化財)
佐喜浜八幡宮 例大祭
-
開催日
10月12日(土)・13日(日) -
開催地
高知県室戸市佐喜浜町 佐喜浜八幡宮周辺
佐喜浜八幡宮例大祭の一連の行事では、獅子舞と俄(にわか)が奉納されます。 俄とは即興的に演じる滑稽な寸劇。江戸時代に上方の文化としてこの地に伝わったと言われ、世相を反映した演目を「風刺」を効かせて演じられることから「俄は庶民の目安箱」と呼ばれています。時事問題や地域の話題をユーモアたっぷりに聴衆を沸かせます。
那覇大綱挽
-
開催日
10月13日(日) -
開催地
沖縄県那覇市久茂地 国道58号線久茂地交差点
琉球王国時代の伝統を引き継ぎ、500年余りの歴史を持つ伝統催事です。全長約200メートル、重さ約41トンにのぼる大綱を「ハーイヤ、ハーイヤ」と独特の掛け声とともに東西に分かれた観客がダイナミックに挽き合う様は迫力満点です。綱挽の前にも旗頭行列、空手演武、雄綱と雌綱をつなぎ合わせる「カヌチチジ」など多くの見どころがあり、祭りを盛り上げます。
野原八幡宮例大祭
-
開催日
10月15日(火) -
開催地
熊本県荒尾市野原 野原八幡宮
平安時代に創建された野原八幡宮の例大祭(通称「のばらさん」)。一ヶ月早い七五三のお参りとして有名です。荒尾市の菰屋・野原・川登地区で伝わる稚児による太鼓踊りの「風流」と、旧荒尾手永(荒尾市・長洲町)28地区の輪番3地区が担当して稚児が馬に乗って神幸する「節頭行事」が奉納されます。(野原八幡宮風流:ユネスコ無形文化遺産・国指定 重要無形民俗文化財)
祇園社神幸祭(ガッチ祭り)
-
開催日
10月23日(水) -
開催地
島根県松江市島根町 日御碕神社
明治42年より五穀豊穣を願い毎年10月23日に開催される祇園社神幸祭(通称「ガッチ祭り」)。一年に一度神様が日御碕神社から日吉神社へ里帰りされる道をガッチが藁の棒で清めて回ります。大きな奇声をあげて練り歩くガッチは神様の通り道だけではなく、家や人までをバシ、バシと叩いて清めます。
清沢の神楽
-
開催日
11月23日(土)・24日(日) -
開催地
静岡県静岡市葵区黒俣 子之神社
静岡県中部の安倍川・瀬戸川・大井川流域に分布する神楽のひとつ。現在は「湯の舞」「五方の舞」「大助の舞」など24演目を伝承しています。同系統の神楽の中でも特に華やかで芸術性が高いといわれており、湯立てや反閇(へんぱい)など、呪術的な神事も伝承されています。昭和42年には県指定無形民俗文化財に指定されました。