従業員研修と教育
ダイドードリンコでは、主体的に行動し、失敗を恐れず高い目標に向かいチャレンジできる人材を育成すると共に、共存共栄を常に意識し、個人の成長と共にチームとしての強みを発揮させながら、グローバルに活躍できる人材を育成します。
公正な評価と従業員モチベーションの向上
ダイドードリンコでは、業績・行動・能力を総合的に評価し、適材適所の配置を図るとともに、各々の意欲と能力を最大限に引き出すことをめざしています。評価にあたっては、性別、年齢、人種、国籍などの属性に関わりなく、一人ひとりの能力と遂行した業務の成果を公正に評価しています。
研修制度
ダイドードリンコでは、各階層で必要となる知識や考え方の理解促進を目的とした階層別研修と、専門スキルの習得を目的とした部門別研修により、従業員の能力の開発・向上をめざしています。また、持続的な成長・発展の牽引役を担う次世代の幹部を育成・選抜を目的にした研修プログラムを実施しています。
<階層別研修>若年層向けのフォローアップ研修
ダイドードリンコでは、新卒入社5年目までの従業員が自身の成長の振り返り、業務遂行力の向上やステップアップを図るための新たな視点を得られるよう、年次に応じたテーマでフォローアップ研修を実施しています。
新卒入社5年目までの研修テーマ(2024年度実績)
年次 | テーマ |
---|---|
1年目 |
ビジネスパーソンとしての基礎と、当社知識の習得を図り、プロジェクトワークを通じて、チームワークを醸成する |
2年目 |
問題に「気付く力」について理解し、原因を紐解きながら解決するためのアイデアを発案し、周りを巻き込んで「実現する力」を習得する |
3年目 |
問題の「捉え方を変える力」について理解し、視野を広げることで可能性を広げる感覚を持ち、ゴールから「逆算する方法」について習得する |
4年目 |
他者の感覚に「気付く力」、他者視点から「発案する力」、他者と共に「実現する力」について理解し、協働化して獲得できる成果の感覚を得る |
5年目 |
自ら目的を設定し挑戦するマインドを持ち、組織方針に対して当事者意識を持ち周囲を牽引していくために必要な気付きを得ること |
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<部門別研修> 営業部門向けのスキルアップ研修
ダイドードリンコでは、営業部門を対象に営業スキルの向上を目的にした研修を実施しています。営業戦略の浸透や成功事例の共有を通じて、担当者一人ひとりの営業スキルの向上を図り、営業活動のさらなる加速をめざしています。
<次世代幹部育成・選抜プログラム>「DyDo Innovation Academy」
ダイドードリンコでは、組織の持続的成長と発展の牽引役を担う次世代幹部の育成・選抜を目的に、ミドル層の従業員を対象にした長期研修プログラム「DyDo Innovation Academy」を実施しています。Off-JTとOJTを組み合わせたプログラムを通じて、問題解決力や課題解決力、リーダーシップの強化や経営リテラシーの習得を図ります。
従業員とのコミュニケーション
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ダイドードリンコでは、拠点間の従業員同士のコミュニケーション活性化と全国各地で蓄積されたノウハウの共有を目的に、従業員向けの社内報「DBV Magazine」を年2回発行しています。冊子では、各拠点での取り組み紹介や、拠点の周辺の紹介、そして従業員の紹介などを行っています。社内コミュニケーションを深化し、ノウハウを最大限に活かす組織づくりをめざしています。
従業員のチャレンジ支援制度
ダイドードリンコでは、お客様や社会に対して新たな価値をお届けし続けるためには、従業員一人ひとりがビジョンを掲げ、実現に向けて常にチャレンジすることが重要だと考えており、部門の枠を超えてダイナミックにチャレンジできる制度を整えています。この制度を利用して提案され、実現につながった取り組みの中で、特に企業価値向上に貢献した取り組みに対して表彰を行っています。
チャレンジ支援制度で実現した事例
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ダイドードリンコ株式会社
販売統括部小泉 教幸
私は、将来を担う子どもたちが自販機の構造や魅力を楽しく学べる機会を創りたいと考え、チャレンジ支援制度を利用して「自動販売機体験授業」を提案しました。そして、他にも同じ想いを持った様々な部門のメンバーとプロジェクトチームを発足することが決まり、現在では、子どもたちの満面の笑顔を引き出すべく、イベントの企画や運営を行っています。現在は、活動の主旨に賛同する従業員を中心にプロジェクトチームのメンバーを増員し、全社での取り組みに向けた段階に進んでいます。私たちが実現した「自動販売機体験授業」は、それぞれの従業員が「まずはチャレンジしたい!」と自由闊達にアイデアを出せる風土、それを会社がバックアップする仕組みがあって実現したもののひとつだと考えています。
社内公募制度
ダイドードリンコでは、従業員のモチベーションアップや、組織の活性化などを目的とした社内公募制度を導入しています。
従業員自らの意思でキャリアアップを考え、グループ内での希望部署に自らチャレンジすることが可能です。
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ダイドードリンコ株式会社
西日本第二営業部吉原 尚徳
入社以来16間携わったルート担当は、自販機への飲料の補充やセットする商品の選定などのオペレーションを行うことが役割ですが、自販機の新規設置先の獲得に向けた営業活動に携わる機会がありました。その際の楽しさややりがいが忘れられず、自らの可能性を試してみたいという気持ちもあり、営業担当を対象とした社内公募に応募し、希望が叶いました。一口に営業と言っても、お客様のニーズは様々ですので、臨機応変な対応が必要です。また営業スキルだけでなく、覚える業務も山積みで、メモを片手に業務の把握に努める日々です。異動後は設置契約に至るまでの経緯を身をもって学び、設置されている自販機一台一台の価値を改めて実感しています。今後は、お客様が抱える課題に解決策を示し、信頼される営業担当になれるようスキルアップに励み、会社として掲げるクローズドロケーション※比率50%の目標達成に貢献することをめざします。
※オフィスや工場など安定した売上が見込める先
WEB自己申告
ダイドードリンコでは、仕事の難易度・満足度・やりがい・今後のキャリアステップなどを、WEB上から会社に自己申告できる制度を運用し、適材適所の人材配置に取り組んでいます。
自己啓発のサポート
ダイドードリンコやダイドービジネスサービスでは、自己成長にチャレンジする企業風土の醸成をめざしており、従業員が積極的に自己研鑽に励むことができる環境の構築に努めています。その一環として、従業員がいつでもどこでも学べる「e-ラーニング」を導入しています。
社長との双方向コミュニケーション
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DyDoグループでは、社長自らが全国各地を訪れ、従業員との直接的な対話を行う「ダイドーオフサイトミーティング」を実施しています。ミーティングでは、DyDoグループのビジョン、強みや課題などについて、社長と参加者が率直な意見を交換することで、DyDoグループがめざす方向への理解をさらに深めるとともに、自由に意見を交換し合える風通しの良い職場環境の構築をめざしています。
従業員のアイデアや事例を吸いあげる仕組み
大同薬品工業では、品質や業務効率の改善、労働環境の向上に至るまで幅広いテーマに関して従業員からアイデアを募る「社内改善提案制度」を実施しています。年間約200件のアイデアが寄せられ、特に優れたアイデアを提案した従業員を表彰しています。他にも重大な事故や災害には至らなかったものの、リスクとして考えられる事例を投稿する「ヒヤリハット事例投書」も実施し、すべての従業員が自らのアイデアや意見を社内に共有できる仕組みを構築しています。