社長メッセージ
DyDoグループは、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。その実現のためにDyDoグループは、ダイナミックにチャレンジを続ける。」というグループ理念のもと、すべてのステークホルダーの皆様の声を経営に活かしながら、当社グループの持続的成長の実現による企業価値向上をめざしております。
2020年初頭から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの感染拡大により、当社のビジネスを取り巻く環境は一変しました。それぞれの市場における競争環境が変わったほか、従業員の働き方という観点でも、デジタル技術を活用したニューノーマルな時代への対応が求められました。サステナビリティに対する意識が高まってきたことも、大きな変化です。企業が持続的に成長していくのは当然として、それに加えて地球市民として社会全体の持続可能性を考慮しながら、自社の戦略を整えていく必要性が高まっています。
そうした中、当社グループが2019年度から2021年度まで取り組んできた「中期経営計画2021」では、コア事業である自販機ビジネスにおいて、新たな設置場所の開拓の強化やスマート・オペレーション体制の構築※など、再成長につながる基盤作りを中心に成果を上げ、2022年1月からは「中期経営計画2026」が始動しました。
※スマート・オペレーション体制
これまでのオペレーションを抜本的に見直し、生産性の高い新たな業務フローとなる、当社の造語
「中期経営計画2026」では、「国内飲料事業の再成長」「海外事業戦略の再構築」「非飲料領域の強化・育成」を基本方針に据えて、事業の拡大に取り組んでいきます。特に、グループのキャッシュ・カウでもある自販機ビジネスでの再成長を図ることが肝要だと考えています。自販機市場はコンビニエンスストアとの競合や少子化の影響により、市場全体の縮小は避けられませんが、「非接触でいつでも買える」という存在価値はなくなりません。「中期経営計画2021」で築いた基盤をもとに、自販機市場での確固たる優位性の確立をめざしていきます。
また、これからの数年間においては、これまで以上に消費者の動向が多様化していくことが予想されます。例えば、自分の健康に良いもの、また、環境に配慮したものへの需要が拡大していくことが見込まれており、消費に対する価値観の多様化も進んでいくことでしょう。そうした中においても、当社は「こころとからだに、おいしいものを。」というブランドメッセージのもと、新たなニーズを確実に捉えていき、ビジネスの拡大、ひいては企業価値の向上へ努めてまいります。
今後とも、より一層のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。