ダイドーグループホールディングス株式会社

中期経営計画2026

グループミッション2030の実現に向けた
中期経営計画2026

DyDoグループでは、2030年のありたい姿を示すグループミッション2030「世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトするDyDoグループへ」の実現に向け、「成長ステージ」と位置づけた「中期経営計画2026」(2023年1月期~2027年1月期)を遂行しています。また、中期経営計画2026の策定から3年が経過した2025年3月には、足元の状況を鑑みた計画の見直しも行いました。以下は、見直し後の中期経営計画2026をご紹介します。

中期経営計画2026の見直しについて

中期経営計画2026策定からの3年間で、業務提携やM&Aにより内部体制を大幅に変更したことに加え、原材料高騰に代表されるように外部環境も急激に変化し、計画の前提となる状況が大きく変わりました。そのような中、財務指標を含めたあらゆる目標値が実態と乖離したため、中期経営計画の見直しを実施しました。見直しに際して、目標とする経営指標や各事業の細かな戦略は変更しましたが、当社がめざす姿や基本方針に変更はありません。

●内部体制の大幅な変更
  • ・自販機市場での確固たる優位性の確立に向け、2023年度にアサヒ飲料株式会社との合弁で「ダイナミックベンディングネットワーク株式会社」を設立
  • ・2024年度にポーランドの飲料会社「Wosana S.A.」を買収
●外部環境の急激な変化
  • ・2022年度のロシアのウクライナ侵攻に端を発した各種原材料高が影響
  • ・原材料のほか、各種コスト上昇への対応が喫緊の課題
  • ・トルコにおけるハイパーインフレの発生
経営指標

成長性・収益性・効率性の高い事業ポートフォリオの形成をめざして、3つの経営指標を定めています。

売上高成長率(CAGR) +9

営業利益率 3

連結ROIC 4
※超インフレ会計適用前
※ROICの投下資本はセグメントへの投下分

基本方針
ROIC
国内飲料事業の再成長 4
2030年にありたい姿
自販機市場において、
絶え間ない挑戦と共創で
新しい価値を提供し、
トップランナーとして
業界をリードし続けます
「中期経営計画2026」
における
事業戦略
  • 自販機市場における確固たる優位性の確立

  • スマート・オペレーションの更なる進化

  • 「こころとからだに、おいしい商品」の開発・提供

  • 戦略的なコスト改革

海外飲料事業戦略の再構築 13
2030年にありたい姿
世界中の人々の健康を支える
グローバルブランドを
生み出します
「中期経営計画2026」
における
事業戦略
  • トルコ飲料事業の拡大・安定化

  • 飲料製造ラインの新設によるポーランド飲料事業の拡大

  • 中華・東南アジア圏での健康グローバルブランドの育成

非飲料領域の強化・育成 0

国内飲料事業(サプリメント通販)

2030年にありたい姿
ヘルスケアを心がける人々の
「かけがえのないセカンドライフ」に
寄り添うパートナーとして、
常に期待を超える商品・サービスを
提供し続けます。
「中期経営計画2026」
における
事業戦略
  • 「ロコモプロ」の再成長に向けた基盤構築

  • 「素材とともに配合も考えた」商品開発

  • 事業戦略に合わせたフルフィルメント機能の進化

※受注・決済、在庫管理、物流、アフターフォローまでの一連のプロセスのこと。
ダイドードリンコでは、機能ごとに外部の専門アウトソーサーを活用

医薬品関連事業

2030年にありたい姿
「健康・美容」分野での
製造受託企業NO.1になります
「中期経営計画2026」
における
事業戦略
  • 生産体制の再編による市場ニーズへの対応

  • 収益構造の再構築

食品事業

2030年にありたい姿
フルーツとゼリーを通して
「おいしさ」と「健康」を追求し、
すべての人々を幸せにします
「中期経営計画2026」
における
事業戦略
  • 生産・供給体制の継続的な見直しによる事業基盤の盤石化

  • トップシェアの堅守と、事業領域拡大への挑戦

希少疾病用医薬品事業

2030年にありたい姿
治療選択肢のない
希少疾病に苦しむ患者様へ
治療薬を提供します
「中期経営計画2026」
における
事業戦略
  • 「ファダプス🄬錠10mg」の適正使用に係る情報提供と品質保証・安定供給で市場浸透を図る

  • DYD-701の日本での臨床開発を進め、製造販売承認取得をめざす

  • 希少疾病対象の新たな導入開発品の獲得をめざす

財務規律と投資戦略/資金配分

財務規律は継続し、投資資金や資金配分を見直し。資本生産性を高め、安定的な財務基盤を維持

  • 財務規律
    ROIC > WACC
    自己資本比率
    50%程度の維持
    ネットキャッシュ
    プラスの維持
  • 投資資金
    残2年間の累計営業CF 260 億円以上
    戦略投資枠 ネットキャッシュの枠内で実施
  • 資金配分
    既存投資案件の維持・強化に向けた投資 自販機ビジネスの競争優位性確立に向けた再投資に重点配分
    • ・自販機関連資産
      約 120億円
    • ・IT/DX推進
      (セキュリティー/基幹システム)
      約 40億円
    • ・その他の設備投資等
      約 70億円
    株主還元は安定配当方針を維持継続 業績の進展とともに増配基調への転換をめざす
    飛躍的成長に向けた新規投資 27年度以降に予定している飛躍ステージでの成長に向け、既存事業内か新規の取り組みかは問わず、個別に適切な投資判断の上、資金配分を行う